エネルギー研究会 やっています

わ!ながの

2011年04月23日 13:46

こんにちは
「わ!ながの」小田切奈々子です。

西之門町の「ナノグラフィカ」といっしょに
エネルギー研究会の企画・運営を進めています。
これまでの動きを、ざっと報告します。

エネルギーについて、みなさんと話すことで
暮らしも、子育ても、食も、エネルギーも、仕事も、観光のあり方も
ぜんぶつながっていることに気づきます。

ポスト3.11
長野でも、これまでの流れを変える新たな潮流を起こしていきたいです。


【以下、これまでの会の報告】

◆4月6日(水)自然エネルギー勉強会

「門前商家ちょっ蔵おいらい館」で
持続可能な自然エネルギーの可能性について
情報を共有する会を開きました。

長野県庁から県民協働NPO課の高野さんが
長野県の新公共事業計画である
再生可能エネルギー事業構想について
概要を説明してくださいました。

そのあと、小田切隆一が火力や原子力の発電のしくみや
風力、太陽光、バイオマスなどの自然エネルギーの話をして、
参加者同士で意見交換をしました。

平日昼間にも関わらず40名ほどの方が参加。
エネルギーへの関心が高まっていることが感じられました。
特に、鬼無里、大岡、中野など
自然のエネルギー資源が豊富な地に暮らしている方々の話は
リアリティがあって興味深かったです。

長野での自然エネルギー新公共事業構想を実現させるために
「長野が自然エネルギー先進県になるんだ~!」というムードを
もっともっと盛り上げたいと思いました。


◆4月9日(土) 中部電力里島水力発電所の見学会

20名余りの方が参加。

日ごろは利用者と直接接する機会が少ない中部電力の皆さんですが
この日は参加者からのたくさんの質問に、懸命に答えてくださいました。
質問に答える顔がとてもうれしそうでした。

昭和初期から自然の恵みである裾花川の流れを利用して
ず~っと働き続けている小さな小さな発電所に
そこまで来ている「未来」を感じた1日でした。


◆4月14日(木)「おかあさんの会」

小さなお子さんを育児中のおかあさんたち9人が集まりました。
(ナノのたまちゃんを入れると10人)
ひとりで不安な気持ちを抱えてしまっているお母さんたちの話を聞き
分かる範囲で質問に答えました。

以下は、参加されたおかあさんたちの声です。

「子どもの将来はどうなるのか?とにかく不安。」

「放射能で給食が心配。使用している食材の産地を学校に聞きたいが
 なかなか聞く勇気がない」

「3.11の事故の後、ずっと胸が重苦しくて辛い」

「放射能から身を守るために、どこまでやればいいのか?
 気にかけるとキリがなくなるが、やらないと不安。
 『こうすれば大丈夫』という具体的なことを言ってもらいたい」

「電気に頼った暮らしをしている。
 この先、電気が使えなくなると困る。」

「原子力をやめたらどうなるのか?
 新しいエネルギーって何なのかを知りたい」

子どものいのちを最優先に考えるお母さんたちが
日本のエネルギー政策について自分の考えを持ち、
自分の言葉で語りだしたら、この国は大きく変わると思いました。

おかあさんの会は今後も定期的に続けていく予定です。

↓これは、「おかあさんの会」で皆さんに見せた厚生労働省のパンフレットです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014hcd-img/2r98520000014hdu.pdf
330万冊が印刷されて、関東地方の妊婦健診を行う医療機関、
母子手帳の交付窓口、お子さんの通う幼稚園、保育所、
協力をいただける子ども用品販売店などに配布されています。

「おかあさんの会」では、
このパンフレットは、母親の不安に答えているものとは思えない。
余計不安になる。
客観的で正確な情報が欲しい。
との声がありました。




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