【オススメ本】夜の神話

『夜の神話』 
著者/ たつみや 章  
発行/講談社







「わ!ながの」の仲間 「本屋寄り道」のまちいちゃんからのオススメ本を紹介します。

自分自身の心の闇の部分を確認しながら
今、まさに福島第一原子力発電所で、
収束に向けて必死の作業をされている方々に
強く思いを馳せて読みました。

しかし、この本が8年前に書かれていたとは・・・。

人間の作り出した技術が決して超えられないもの。
例えば大いなる自然や宇宙の力、
科学では照明できない不思議なことがら、
古くからの言い伝えなどに耳を傾け、
いまいちど思い返してみよう。

子どもたちと一緒に読みたい一冊です。


【あらすじ】
都会から田舎に引っ越してきた小学生のマサミチが、
神社にあったまんじゅうを食べたところ、“神さまや、木や鳥たち”と話ができるように。
まんじゅうは、人間の心の闇鬼(アンキ)=「欲」に気付かせ、
追い払うことができるよう、神様がおいたものだった。

次第に命の大切さを知っていくマサミチ。
そんな時、マサミチのお父さんが働いている『原子力発電所』では非常事態が発生!

月ウサギの姿となったマサミチと、自然の神さまたち、お父さんたちは、
どうやって原発事故を防ぐのか?

夢のような冒険の後、原発で働いていてヒバクし、
命を落としてしまったお父さんの友人「スイッチョさん」が、
マサミチに残してくれた“希望の種”とは?





  

Posted by わ!ながの. at 2011年05月11日12:22

【オススメ本】地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか

1月に長野市で講演会が催された田中優さんの本です。
内容は、講演会の内容に沿っていますが、さらに深く突っ込んで書かれています。



このままの状態で人類が突き進んでいくと、そう遠くない未来に、人類は滅亡します。
このことを意識して生きている人が、いったいどれくらいいるでしょう。
私自身も、このままじゃいけないと、漠然と考えてはいるけれども、
「人類が滅亡する」なんてことは、たとえ起こるとしても、はるかずっと先の話だと思っていました。

でも、人類の滅亡は夢の話じゃないんです。
このままだと、避けられない。これが現実だということは、各方面のデータに基づいて、
田中さんがはっきり説明しています。

地球温暖化を食い止めるためには、
家庭の電力消費を減らすだけでは、ほとんど焼け石に水。
発電所、産業、運輸、これらの電力消費を減らさなくては、二酸化炭素排出量を減らすことはできません。
それなのに、なぜか減らすための適切な方策がとられていない。
不思議ですね。
他にも、どこに問題があるのかは、本書に書かれています。

100年後には化石燃料はありません。自然エネルギーは「必然」であり、
自然エネルギーを開発する以外に、人類が生き残るすべはないのです。

数回読み返しましたが、読めば読むほど身の引き締まる本です。
自分ができることは何かということを真剣に考えさせてくれます。

勝負はこの10年。
どうやって生きるか、私たちは試されている。

by あっこ  

Posted by わ!ながの. at 2011年02月05日01:19

【オススメ本】水が消えた大河で

「わ!ながの」メンバーオススメ本の紹介。
第1回目はあっこちゃんからです。




これは2008年に、JR東日本が水力発電用に大量に信濃川の水を取水し続け、
住民を欺き続けていた問題が発覚する前後の話を追ったルポです。

千曲川流域に住んでいながら、
この問題に対して自分は何ら関心も寄せずに暮らしていたことに恥ずかしさを覚えつつ、
水力発電の実態を、目の覚めるような思いで読みました。

流域住民への補償などではなく、
シンプルに川の暮らしを守りたいという活動家たちと
この本の著者のスタンスに大変共感を覚えました。

タイトルは固いですが、大変読みやすくて、
予備知識がなくても十分面白く読めます。

エネルギー政策が、
住民を差し置いていかに国と大企業のいいように進められてきたか、
これを読んでも一目瞭然です。

ぜひおすすめですよ!

by あっこ
  


Posted by わ!ながの. at 2010年12月03日15:29